【もくじ紹介】 スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー 『超ヤバい経済学』

原題は『Super Freakonomics』。前作が『Freakonomics』だったわけで、"Super"がついて”超”がついた、と。そう言われてみれば、”スーパーマン”って”超人”か。キン肉マンってスーパーマンだったのか、と今さら気付く。

僕はこの本の「説明のためのノート」と序章が特に好きだ。電車で読んでてニヤニヤしてしまった。その「説明のためのノート」のなかで、前作のテーマに触れている部分はこんな感じ:

どうしても、って言うなら、テーマは7文字に煎じ詰めることができる:人は誘因で動く。もっと長くていいならこんな感じ:人はインセンティブ(誘因)に反応する。ただし、…
人はインセンティブで動く。この視点でまわりを見てみると、結構かなりのことが理解できるような気がしてくる。そして、特定の状況で「人が何のために動いているのか・動くはずなのか」を考える・探るのが楽しくなってくる。嘘喰いとかのぞき屋的な楽しみ方?で、そのうえで、それでも「何のために動いているのか」が見えない人を怖く感じるようになったりもする。

ついでに、序章のなかから別の一節を:
アンケート調査のデータは疑ってかかるべきだ。人が自分はどんなふうに振る舞うと言うかと、実際にどんなふうに振る舞うか(経済学者の符丁では、それぞれ表明選好顕示選好という)の間には、深くて広い溝がある。
フォードさんの言葉とかiPodの話とかお皿の話とかとくっつけて「顕示選好」もサラッと思いだしたいところ。「行動を見る」こと。

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以下、目次の紹介です。



超ヤバい経済学
スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
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『超ヤバい経済学』目次


説明のためのノート

前の本でウソついてた件



章 経済学が「ヤバい」とは

グローバルな金融危機なんてまるごと無視してもっとおもしろい話をする

千鳥足は危ない

インドの女のひとを救うありえないものとは

馬のウンコに溺れる/「ヤバい」経済学って、何?

歯のないサメと血に飢えたゾウ

いつも知ってるつもりで知らなかったこと



章 立ちんぼやってる売春婦、デパートのサンタとどうしておんなじ?

女やってるとどんだけ損かを追求する

ラシーナをご紹介します。バイトで売春婦やってます

死んだ「魔女」が100万人

女に生まれたってだけで罰を与える方法各種

ラドクリフ大学の女の人たちでさえ代償を払う

タイトルⅨが女の人向けに雇用を創出し……男がそれをさらっていく

女の50人に1人は売春婦

昔のシカゴじゃ売春商売がおおはやり

聞いたこともないアンケート調査

下がっていく売春婦の仕事料

フェラチオがこんなに安くなったのはどうして?

ポン引き VS 不動産屋さん

ポリは売春婦が大好き、どうして?

学校の先生たちはみんなどこへ行った?

男と女の賃金格差、本当の原因

女の人が子どもを愛するように、男の人はお金を愛する?

性別を変えたらお給料は下がる?

アリーをご紹介します。楽しく売春婦やってます。彼女みたいな女の人がもっといないのはどうして?



章 自爆テロやるなら生命保険に入ったほうがいいのはどうして?


生と死のやるかたない側面を検討する。基本的には死のほう

子どもを産むのに最悪の月

生まれを決める運命のルーレットは馬の運命も左右する

アルバート・アアブはアルバート・ジズモアよりも輝いて見えるのはどうしてか

大はやりの誕生日/才能ってどこからくるもの?

野球選手を生むご家庭、テロリストを生むご家庭

テロってなんであんなに安くて簡単なの?

9月11日のトリクル・ダウン効果

あっちこっちの病院を治した男

次のERなんてもう古い。どうして?

いいお医者さんとわるいお医者さんをどうやって見分ける?

「仕事にお客さんに噛まれた」

ERのお医者さんにかかるなら女の人のほうがいいのはなぜ

死ぬのを延期する方法各種

科学療法って、あんなにも効かないことが多いのに、どうしてあんなにも使われてるの?

「ぼくらはいまだにガンにケツを蹴飛ばされてる」

戦争って思ったほど危なくなくない?/テロリストを捕まえるには



章 身勝手と思いやりの信じられない話

にんげんって、思ったほどいいもんじゃない。でも、思ったほど悪いもんでもない

キティ・ジェノヴェーゼが殺されるのを38人もの人がただ見ていたのはどうして?

こういうお隣さんたちだとね

1960年代に犯罪が急に増えたのはなぜだろう?

ACLUが犯罪を増やすのはどうして?

『ビーヴァーにおまかせ』は思っているほど無邪気じゃない

思いやりの源、純粋なのと不純なの

老人ホームを訪ねて来るのってどんな人?

ニュースの少ない日と天災

経済学者がガリレオのマネして実験室へ

独裁者ゲームの麗しき単純さ

ひとってとってもやさしい!

「ドーナーサイクル」をありがとう

イランで行われた腎臓のすばらしい実験

トラックの運転席から象牙の塔へ

ほんものの人はどうして実験室の人みたいに振る舞ってくれないの?

思いやりの薄汚れて腐った真実とは

案山子は人間にも効く

キティ・ジェノベーゼ、ふたたび



章 お悩み解決いたします ― 安く簡単に


大きくて難しそうな問題が、びっくりするようなやり方で解決できたりする

子どもを産むのって危ない

イグナーツ・ゼンメルワイスの救いの手

「絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律」が種を絶滅の危機に追いやってるのはどうしてか

ゴミにお金を払わずに済む独創的な方法各種

鉗子の出し惜しみ

起きなかった飢饉

30万頭の死んだ鯨

ポリオの謎

心臓発作をほんとに防いでくれるのは?

殺人カー

ロバート・マクナマラの変わった話

ちょっと頭蓋骨を階段から落としてみよう!

シートベルト万歳

どうして助手席に座っちゃいけないの?

チャイルドシートはどれだけお役に立ってくれる?

衝突試験の人形は嘘をつかない

ハリケーンで人が死ぬのはなぜか、何ができるか



章 アル・ゴアとかけてピナトゥボ火山と解く。そのこころは?

地球温暖化を、冷めた、でも真剣な目で見てみよう

北極と南極の氷を溶かせばいい!

車の排ガスと牛のオナラ、どっちが最悪?

地球を愛してる?ならもっとカンガルーを食べよう

どれもこれも、みんな結局負の外部性に行き着く

ザ・クラブ vs ロージャック

ピナトゥボ火山が教えてくれたこと

ヴェンチャーズの破廉恥なぐらい賢くてちょっとヒネた紳士たち

蚊を狙撃する

「君、私はあらゆる類の科学者だよ」

好都合な不都合な真実

気候モデルが見逃していること

二酸化炭素が悪者っていうのは間違いなのか?

「バカでかい火山」と気候変動

地球を冷やすには

「水撒きホースを空高く」

地球工学が嫌いな理由

生理的に嫌いという壁を飛び越えて

「曇った鏡」とフワフワの雲を使った解決法

振る舞いを変えるのがこんなに難しいのはなぜ

汚れた手と死を呼ぶ医者

皮がむけていく



章 サルだってひとだもの

さあ、真実が明らかに……んーと、でも、たぶん読むまで信じちゃくれないし



謝辞

訳者あとがき のっけから大成功したオタクたちのその後

付注

索引


超ヤバい経済学
スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
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