【もくじ紹介】 三谷 宏治 『いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力』

発想は「発見・選択・探究・組み合わせ」から生まれる、と。発見のためには「比べる」「ハカる」、探究のためには「空間で観る」の3つの視点が必要。その3つの視点を鍛える方法は:
1 「比べる」― 例外と幅広、不変・変化と矛盾
2 「ハカる」― 観る、カン、バラす
3 「空間で観る」― 普遍化、事例、「JAH法」で深掘る
アイデアの作り方や発想法などに興味がある方はぜひ。読みやすく、興味深い事例や他の本で語られている考え方が適度に含まれているので、まず最初の一冊を探している方によいかもです。もちろん、ある程度他の本を読んできた人にとっても確認と発見を楽しめる内容だと思います。

以下、目次の紹介です。




いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力
三谷 宏治
単行本(ソフトカバー): 240ページ
出版社: 日本実業出版社 (2009/8/12)
言語 日本語
発売日: 2009/8/12
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三谷 宏治 『いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力』 目次


はじめに 問いも答えもそこにある



第1章に進む前に ミューラー・リヤの復讐

第1章 隠れた問題や答えを発見する「比べる」視点


01 ちゃんと比べることから大発見
― 割り箸から見えたビジネスチャンス

比べてビジネスの芽を見つける!
― 飲食店向け新規プロジェクト

インタビューから見えた、皆の「思い込み」

ちゃんと比べる:地方問屋 対 東京上野・合羽橋(かっぱばし)

比べて、ムダとチャンスが見えてきた!

発見のための4つの比べる視点


02 比べる視点1 全体を比べ「矛盾」を発見する

初期のヒアリングで何を聞くか

インタビューで「矛盾」を見つける

データ間の「矛盾」に目を付ける
― マルエツ対ライフ

増益2社間の矛盾から「本質への扉」を見つける


03 比べる視点2 広く遠く比べて「不変」「変化」を発見する

初期分析で何を明らかにするのか

キリンビールの大成功と大失敗の理由

専門性の壁を越えて比べる ― 生命大絶滅の発見


04 比べる視点3 「例外」と比べて差を探る

XYグラフからわかること

「例外」にヒントがあった Hot Pepper(ホット ペッパー)

インタビューはエクストリーム・ユーザーに行う

コラム SFが示す、究極の例外


05 比べる視点4 「周縁」「その他」を探って比べる

「周縁」で立ち上がる新しいビジネス

「周縁」の使い方

「その他」から次の兆候を探す


06 比べる視点の使い方:顧客分析

周縁を探る「Undo(しないヒト)分析」

戸建て住宅にみる「買わなかったヒト分析」

矛盾の理由を探る「劣後分析」

他人視点で変化を見つける
― 花王のTシャツ洗剤


07 比べる視点の使い方:自己分析

矛盾・変化・例外。いつもと違う自分を探せ

大学院生Uさんの自己分析 ― 実行に移せなかった理由を発見


08 比べる視点を育てるミニトレーニング

新聞・雑誌を縦に読む

新聞・雑誌を横に読む

たまには端から端まで読んでみる

国横断で比べるための「おはよう世界」

「ヒトと違うこと」を積極的に楽しもう!



第2章に進む前に デルブフの必然

第2章 事実をちゃんと見る「ハカる」視点


09 ちゃんとハカることから大発見
― ミッシング・マーケット

ハカって市場を大発見
― パソコン部品プロジェクト

データを組み合わせて見えた”潜在顧客”

ハカって市場の不在性を証明
― 自動車パーツプロジェクト

面白いものを見つけるための三つのハカる視点

ヴェーグナーを殺した日常感覚と「How(どうやって)」「Why(なんで)」

発見が先、手段・理由は後


10 ハカる視点1 ヒトは行動を観てハカる

この世のハカり難きものたちをどうハカるか

消費者をハカる ― 意見を聞かず行動を観る

行動を観てユーザーを知る 「エスノグラフィー手法」

行動をハカって見えたニッチ市場
― イタリア超高級ブランド

ヒトの価値観をハカる二つの問い


11 ハカる視点2 未来はカンを定量化する

未来をハカる
― ミリオンセラーソフトの卵をどうハカるか

目利きたちが間違ったコト ― Future in a box

未来をハカる二つの問い


12 ハカる視点3 バラしてつなぎ直す

「バラす視点」の三つの軸

製品をバラして効率化の方法を発見!

月次から単秒視点へ
― 顧客が決める「瞬間」をハカる!

重要な選択へつながる「真実の瞬間」をどう演出するか

バラしてハカるための二つの問い

コラム ペンギンをハカる ― 仮説なんて外れるもの


13 ハカる視点の使い方:トヨタと高級腕時計

鋼板値上がりへの解決策 ― トヨタが比べハカったもの

原因と解決策は生産でなく設計段階にあった

高級腕時計は、なぜ一般誌に広告を載せるのか

腕時計市場の主役は誰か

そして、何を、ハカるのか


14 ハカる視点を育てるトレーニング

何でも概算してみるフェルミ推定 ― トイレットペーパー問題

新聞・雑誌を数字で読む
― キーナンバー式読解術

コンビニで新商品分析

ハカる工夫を見つけ出す

なぜみんな、ちゃんとハカらないのか

非効率の中に潜む真実を信じる



第3章に進む前に フシギの真の姿

第3章 本質を見抜きアイデアを再創造する「空間で観る」視点


15 アイデアを普遍化する ― 「コップ問題」の本当の答え

悩んで「そうか(AHA)!」だけじゃ、ダメ

「コップ問題」を普遍化すると…

「飲みやすさ」「持ちやすさ」をさらに突っ込む!

「なぜ下がすぼまっているか」

本質を見抜く「JAH法」とは

「関あじ」「関さば」の本質

空間で観るためのたった一つの問い。「軸」は何か?


16 空間で観る視点の使い方:商品コンセプト展開

「徹夜向け弁当」からコンセプトを拡げる

「徹夜」と「向け」の軸・値・巾を考える

巾を拡げ、組み合わせて新しいアイデアを創る!

「軸をずらす」「増やす」で、アイデアを拡げる


17 空間視点を育てるミニトレーニング

コンサルティング会社の入社試験

JAH法で解いてみる

マインドセット式「着想ゲーム」

立ち止まらず、空間で観て、さらに深堀りする「探究心」



終章 「発見する目」の育て方


18 職場で ― パス・サッカーと人類学者

チーム・プレーでいこう

理想のパス・サッカーを目指す

発見力のあるチームに必要な「人類学者」タイプ

「うろうろアリ」タイプを持つ余裕を

T型人間、そしてπ型人間へ


19 研修・学校・学ぶ場で
― あえて曖昧な問題を出す

研修教材としてのケーススタディ「PS対SS/64」

ケースも現実も、親切ではない

いっぱい書いてあることが重要なわけではない

学校で教える「答えは一つ」は大間違い!

コラム 誤問で金メダル ― デンソーが鍛えたワザと目


20 家庭から学ぶ
― 発想の原点「自ら問う姿勢」を作る

子どもたちの発想力の現実
― 砂場もジャングルジムもなく

「横並び」が発想力を阻む

内なる壁を崩すための「限界突破経験」

ヒマと貧乏が発想力を高める

楽しくなれば、発想は生まれる

一社会人として次の世代に伝える努力を


おわりに

参考文献