【もくじ紹介】 三谷 宏治 『ハカる考動学』

タイトルにも含まれている、この本の主題である「ハカる」とは「測る」「量る」「計る」ことを指す。それは、定規を作って、当てて、試して、対象の中に潜む『真実(インサイト)』見抜くことだ、と。加えて、「「ハカる」力」とは何かについて引用を。
「ハカる」力とは、これまでとは違ったものを対象に、これまでとは違った方法で、測定し組み合わせて、インサイトを絞り出すための力だ。
新しいものを対象とし、新しい方法で、測定し組み合わせ、真実を見抜く。日常生活をその視点で見るとすごく楽しめるのでお薦め。

事例が豊富で読むのが楽しい本です。ぜひ。

以下、目次の紹介です。




ハカる考動学
三谷 宏治
単行本(ソフトカバー): 216ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/4/15)
言語 日本語
発売日: 2010/4/15
Amazonカスタマーレビュー


三谷 宏治 『ハカる考動学』 目次


はじめに



序章 今、なぜ「ハカる」力が必要か?


1 革新を生むには「ハカる」力が必要だ

革新=ジャンプが必要な時代

「ハカる」の基本 ― 一次情報をハカってインサイトを絞り出せ

三つの「ハカる」にチャレンジせよ


2 ケーススタディで見る、革新を支えた「ハカる」力

事例01 ハカるの基本 ― セブン-イレブンの米国法人再生

事例02 ヒトをハカる ― アシックス・ミズノの地道な足幅戦略

事例03 作ってハカる ― デザイン会社IDEOの試作力

事例04 新しいハカり方を創る ― ”ヒトの関心”をハカるグーグル

「ハカる」を意識すれば良い商品を効率よく生み出せる

Column エサの化石をハカって調べたティラノサウルスの”真実”
ティラノサウルスは何を食べていたのか?



1章 「ハカる」の基本を学ぶ


1 「ハカる」を定義する

「ハカる」とは共通の枠組みの中で量を定めること

事例05 ハカる「枠組み」 ― BMIとメタボリック症候群


2 二つの「ハカる」 ― トップダウン型とボトムアップ型

トップダウン型は、枠組みを先に作ってハカる

事例06 トップダウン型ハカる ― 交通渋滞の要因

ボトムアップ型は、枠組みを後で作り上げる

事例07 ボトムアップ型ハカる ― テレビで世界を知るCIA


3 「ハカる」の基本動作 ― グラフ・図表にする

どんなグラフにするか決めれば、枠組みが決まる

数字にする、軸を決める、目盛る、組み合わせる

グラフからインサイトを読み取る



2章 演習で学ぶ!「ハカる」の基本プロセス


1 FF対ドラクエで学ぶ「ボトムアップ型ハカる」

この表から何がわかる?

数字を組み合わせてグラフ化してみる

さらに別の数字と組み合わせてグラフ化する

割り算は、数字を組み合わせる技

数値化できない情報もハカることが出来る


2 渋滞問題で学ぶ「トップダウン型ハカる」

交通渋滞を再び考える

枠組みは「件数」×「長さ」×「時間」

自然渋滞解消策をハカる実証実験


3 三つの挑戦領域で「ハカる」

心、試作、未知 ― 三つの壁に挑む


Column ファストファッションがもたらす変革

H&Mがハカる”今の流行”



3章 第1の挑戦! ヒトをハカる


1 なぜ、ヒトを「ハカる」のか?

最後の暗黒領域「価値」をハカる


2 顧客生活をハカってアイデア・ネタ探しをする

事例08 新市場を探せ ― 入浴時間調査から何が見えるか?

まとめないで生データをグラフ化せよ

次に”差”と”重さ”でまとめて目盛る!

アイデア・ネタ探しに効く「ハカる」


3 顧客評価をハカって商品コンセプトを作る

事例09 商品企画 ― 「無印良品」の”消費者巻き込み型”商品開発

消費者には夢ではなく評価を聞け

消費者のリアルな生活をハカる

コンセプト作りに効く「ハカる」


4 顧客行動をハカって市場規模・売上を推定する

事例10 イタリア超高級ブランドの市場規模は?

意見でなく、行動をハカる

市場規模・売上推定に効く「ハカる」


5 顧客満足度から商品・サービスのレベルをハカる

事例11 顧客満足度 ― 日経ビジネス「アフターサービス調査」

競合商品との差で見ないと意味がない

行動との相関を見ないと意味がない

満足度調査に効く「ハカる」


6 「ヒトをハカる」力を高めるために

既存アンケート再分析トレーニング

三現主義で「ハカる」を習慣化する


Column ヒトの能力や資質をハカる

グループディスカッションでハカること

面接官をハカって目利きを選ぶ



4章 第2の挑戦! 作ってハカる


1 実際に作るからこそハカれること

行き詰まりそうなら、まずは作ってみる


2 完成品でハカる

事例12 江崎グリコ「クラッツ」の究極的市場調査

事例13 新規事業「オフィスグリコ」のテストマーケティング

事例14 ZARAは売切れ御免で流行をハカる

事例15 ビジネスそのものを作ってハカる米国ベンチャー群

完成品でハカる、に必要な二つの「覚悟」


3 試作品でハカる

事例16 IDEOの試作力―5分間バージョン

事例17 住宅シミュレーションで顧客ニーズをハカる

事例18 プロトタイピングでサイトの使いやすさをハカる

事例19 仮想空間で作ってコワして試作車激減、設計変更20分の1

試作品でハカる、に必要な二つの「スタンス」


4 「作ってハカる」力を高めるために

カフェ・ラボを設置する

事例⑳伝説を作る


Column アポロ13号―地上32万Kmの危機

地上部隊による試作品で危機脱出



5章 第3の挑戦! ハカり方を創る


1 新しいハカり方への挑戦

事例21 エドウィン・ハッブルの夢

ハッブル宇宙望遠鏡が秘める革新の可能性


2 テクノロジーでハカる

事例22 落第生の執念「カミオカンデ」が引き当てた「超新星」

事例23 門外漢が創った画期的「タンパク質の質量測定法」

事例24 3D加速度センサーで自由を得たWiiリモコン

事例25 タニタによる歩数計の進化

事例26 ロングテールを実現したアマゾンのおすすめ機能


3 ヒトでハカる

事例27 返済能力を仲間からの信頼でハカったグラミン銀行

事例28 返済意思を手のたこでハカったバンク・オブ・アメリカ

事例29 未来を専門家たちの私見でハカるデルファイ法

事例30 ”ヒヤっと”をハカって重大事故を予見する


4 「新しいハカり方を創る」力を高めるために

身の回りに潜む「ハカる」を探す!


五十音のヒミツを探り出せ!

金田一春彦博士が明かす「濁音のヒミツ」

昔の発音のハカり方



補章 「ハカる」の根源


1 「ハカる」力の根源とは?

定量的メカニズムを見抜く


2 数字や行動に落とす

言葉から数字に落とす

感覚から行動に落とす


3 ダイジなモノを選ぶ

相関分析でダイジな要因候補を見つける

事例31 東海道新幹線の需要要因候補を見つける

相関を見抜くためにセグメントに分ける


4 因果関係のメカニズムを見抜く

因果関係を見抜くにはトラッキングかトライアルが必要

時系列の点の動きでハカる



5 ハカる姿勢を作る

フィルミ推定で遊ぶ

あえて「曖昧な問題」を出す


おわりに

参考図書・サイト